キャンプ・キンザーの返還が遅れる!┃キャンプ・キンザーは返還ではなく移設だった!!

キャンプキンザー返還

キャンプ・キンザーはいつ返還されるのか?

浦添市はキャンプ・キンザーが返還された後の計画をホームページまで作って立てている。
実際問題キャンプキンザーで返還された土地がどうなっているのかはみなさんもよくご存じの通り。
どんな意味があるかわからないが、58号線の拡張。
これが現在の工事状態だ!
キャンプキンザー跡地
道路が広くなったら、あとで狭くするのは難しい・・・。
ここだけ、広くなってなんかメリットあるの?渋滞しない場所だけど?拡張工事にいくらかかるの?
疑問が山のように残る工事をすでに2年以上行っている。

このキャンプキンザー返還の「返還」という言葉が間違っている。
その土地は返されるが、キャンプキンザーは返還されるのではなくキャンプキンザーごとすべて移設されるということを知っておこう。

キャンプキンザーはいつ返還(移設)されるのか?

2020年10月 当時の岸信夫防衛相は記者会見で、米軍牧港補給地区(キャンプ・キンザー)の倉庫などを、嘉手納弾薬庫知花地区(沖縄市)へ移設する計画について、施設配置の見直しを米側と協議していると発表があった。

キャンプ・キンザーは、面積は274haあり、浦添市の面積の14.3%を占めている。
観光で沖縄に訪れ、58号線を走ったことがある人は北上すると浦添市に入ったすぐの左側にゲートが見えてくる。
一昨年パルコがオープンしたが、ちょうどキンザーの裏に位置する。
基地の名前は、沖縄戦で戦死し、名誉勲章を受章したエルバート・キンザー伍長にちなんで命名されたという。

この施設が、最速2025年に返還されるということだったのが、今回の発表で大幅に遅れるという。

米軍牧港補給地区キャンプ・キンザー

キャンプ・キンザーは嘉手納弾薬庫知花地区(沖縄市)へ移設

そもそも、これだけの施設を移設するってどんだけ大移動になるのだろう?
移設する意味はどこにあるのだろう?
移設される場所は「ベトナム通り」と言われているあたりで、そのあたりの立ち退き問題も持ち上がっている。
軍用地が減っていくと思ったら、移設によってまた増える?そんな状況になるらしい。
(ということは、今から手放しそうな人を探して前もって地主になっておく?そんな手はかなり難しいだろう。)

防衛省は米側と施設配置の調整を進めているというが、現在計画では市道知花38号の東側約40ヘクタールに施設を配置する計画だったという。

キャンプキンザー移設先

沖縄防衛局は市道の西側約30ヘクタールでも提供区域内の土地の利用者に立ち退きを求めているという。
防衛省は実際に使う面積は未定としているが、施設配置の見直しに伴い移設対象地区は広がる見込みらしい。
日米両政府が、2013年にがまとめた統合計画は、牧港補給地区の倉庫群約129ヘクタールの返還時期について「25年度またはその後」としていたが、
このままうまく進んでも、25年度までの返還は難しいという意見も出てきている。

市道知花38号は嘉手納基地から、329号線へ抜ける知る人ぞ知る抜け道?
地元の人しか走らない道ではあるが、自然がそのまま残っているところもあれば、養鶏や養牛、養豚が行われている場所もある。
知花ゴルフコースは、米軍関係者以外も利用することができるパブリックコース。
中のレストランは一度行ってみる価値はある。
せっかく寄ったので、ハンバーガーとチリドックを頼んでみた。

キャンプキンザー移設先
知花ゴルフコースのハンバーガー

軍用地ネタとはあまり関係ないが、このボリュームには大満足だ。
さらに、奥へと進んでいくと地図にも乗っている「ベトナム通り」が出てくる。

沖縄フリマNO1ベトナム通り
平日なので誰もいないが、ここで日曜日にはフリーマーケットが開催されている。
知る人ぞ知る沖縄のディープスポットと言われているので次回は日曜の朝にせめてみたいと思います。
キャンプキンザー移設地

キャンプキンザー移設?どれだけの施設がいつどうやって移設されるのか?

274haあるキャンプキンザー。その中にはありとあらゆる施設がある。
建物としては、事務所はもちろん、消防署、食堂、銀行、ボウリング場、教会、映画館、体育館、診療所、家族住宅など普通に生活できる街で、基地従業員はおよそ1000名いるという。
その施設を、すべてまるっとこんな田舎に持ってくるのか?
そのあたりが微妙なところ。
整備して、暮らせる状態までにして、そこにまるまるこの施設を持ってくるとしたら・・・。
あと5年程度では到底おさまわないような気がする。

まわりには、ごみ処理施設もあるが倉敷ダムもある。
キャンプキンザーの移設先倉敷ダム
キャンプキンザー移設先
図は沖縄県の倉敷ダムのページから引用してきております。
これを見るととても分かりやすいというかわかりにくいというか、キャンプシールズがどかんとありますがこの辺りに越してくるということ。
移設問題といえば、普天間基地が辺野古へ移設することくらいしか報道されませんが、ここにもこっそり大きな移設問題があるのではないだろうか?

キャンプ・キンザー移設関連投資はここ!

軍用地を買って投資するために知っておいたほうが良いことをまとめるサイト「軍用地研究会」ではあるが、キャンプキンザーの移設がわかっているなら
買っておいたほうが良い場所が見えてきた。
もちろん、安定の軍用地を探すのも良いがこんなことを考えてこのあたりを安く買っておくということもありではないか?
そもそも、1000人以上が勤務するキャンプ・キンザー。ベース内の居住もあるし、近隣にはキャンプ・シールズもあるのでそこに暮らす人も出てくるに違いない。
当然、ある一定数の軍人はアウトベースでの生活も望んでいるので、彼らが望みそうな場所に、彼らが好きそうな家を作って、彼らに貸す。
その投資が、沖縄ではごく当たり前に行われている。
軍人の階級にもよるが、家賃と電気、水道代などが軍から支払われるため、多くのアメリカ人が基地の外に住んでいる。
その家賃は、なんと市場の倍以上ともいわれている。米賃と言われている賃貸物件だが、人気のある施設はまったく開くことがなく毎月3~50万円の賃料収入が入っている物件も少なくない。

この周辺には基地がたくさんあるので、人気の施設をつくることができれば、それも1棟ではなく、3棟5棟とバリエーションを加えて作っていく大規模開発をしていけば、間違いなく人が集まる!
実際にそんな外国人住宅がたくさんあるのだが、このことを知っているないちゃーはあまりいない。
そして、その家賃の高さ、物件が高利回りで回ることも多くの人は知らない。
アメリカ人が住みたい家を作って、それを貸出する。
海が見えればうれしいが、無い場合はプールなどでごまかすこともできる。

そんな場所がまだまだたくさんある。

アメリカ人のライフスタイルを考え、彼らの好きそうな日本生活が楽しめる街をつくる。そんなビジョンを描いてみてもいいのかもしれない。
今はコロナ禍なので、見えないことが多いが、コロナがあけたら必ずもとの状況に戻ろうとするのでそのタイミングを考えると今が土地の仕込みのタイミングではないだろうか?

まとめ

キャンプキンザーは返還され、移設される。
現在の地主は当分は恩恵は変わらないが、いずれ何になるかはわからないが賃料収入が絶たれることになる。
その時の値上がりを待つのか、次なる軍用地を探すのか、いつのタイミングなのかは慎重に考えるべきではないでしょうか?

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